薬剤師になるには?資格は必要?

薬剤師になるには、薬剤系大学で必要科目を履修し、国家試験に合格しなければなりません。
薬剤系大学は、医師や歯科医師同様6年の履修期間が必要です。
薬剤師は医師や歯科医師と同様、国家資格であり、医師や歯科医師以外に調剤の業務を認められた特別な存在なのです。

まず、薬剤師国家試験を受験資格となる履修課程の大学に合格し、入学しなければ始まりません。
薬剤系大学の中には、薬剤師国家試験を受験資格となる履修課程とならない学科もあるので、事前にしっかりとチェックしておきましょう。
国家試験の合格率は86%くらいです。
国家試験の方は、大学できちんと履修し、過去問題を解くなど最低限の復習をしておけば問題ないため、人によっては、国家試験よりは大学の入学試験の方が大変に思えるかもしれません。

しかも6年間の履修ともなると学費もかなりかかります。
国公立と私立ではかなりの差があり、学校の偏差値以前に学費を考えて、進学先を絞るとなるとなおさら、入学試験に合格する方が大変でしょう。

薬剤師という国家資格を持っていても、どういうところに就職したいかによって、仕事内容にも差があり、就職のしやすさも変わってきます。

病院に就職したいのであれば、毎年の採用枠は少ないため就職試験の方が国家試験よりさらに大変かもしれません。
病院での薬剤師の仕事は調剤もさることながら、服薬指導のようにじっくりと患者さんに説明していく仕事が多いです。
また、調剤業務を中心にしていくのであれば、調剤薬局での仕事があります。

そのほか、創薬といって薬を作っていく側になりたいのであれば、製薬会社で働く方法もあります。
MRと呼ばれる営業の仕事や治験コーディネーターとしての仕事など資格を活かせる方法はあってもどういうところに就職するかによって、仕事内容はこのようにかなり違ったものになり、自分のしたい内容のところに就職するとなると採用試験の合格率の方がさらに国家試験より厳しい数値です。

医療事務よりかなり困難!薬剤師になる難しさ

調剤薬局にいると受付に白衣を着た女性が座っているのを見かけます。
医療事務の人です。
薬剤師と同じ就業場所であっても医療事務と薬剤師とを比較すると薬剤師になるのはかなりの困難です。
薬剤師の資格取得の難しさ、就職先によっての採用試験の合格の厳しさは先に述べた通りです。

そもそも医療事務は国家資格ではなく、民間資格です。
薬剤師の場合は国家資格であるだけに身分も保障されていますが、医療事務にはそれがありません。
だからこそ、通信教育で資格が取れたり、検定試験も誰でも受けられたりします。
医療事務の資格のために学校に専門学校に進学する人もいますが、専門学校に行かなくても、専門の講座に通えば1年足らずで資格がとれます。
勉強にかける時間を比較してもかなり差があることがわかるでしょう。

例えば、社会人になって転職をする際のなりやすさについてもそれは言えます。
異業種で社会人として働いていた人が医療事務になるには比較的容易です。
医療事務は資格がなくてもつける仕事だからです。

しかし、薬剤師の場合はそうはいきません。
国家資格をもっていなければ、いくらドラッグストアで販売の仕事をした経験があって、薬に精通していても薬剤師として働けないのです。
薬剤系大学の中には一般の大卒者の社会人編入の枠を設けているところもあります。
しかし、5年次に編入というわけにはいかず、専門的なことを学ぶために大卒者であっても2年次編入で最低でも5年の学生生活を余儀なくされます。

もちろん、仕事内容は医療事務と違い専門的なものですから、お給料の方は当然ながらかなり違います。

白衣姿で、知的で人の役に立つ仕事として憧れをもつ人も多いと思いますが、憧れだけで薬剤師にはなれません。
そのことを意識し、計画的に勉強をすすめるべきです。